こんにちは、りゆです。※先に設定を読みたい方はこちらからどうぞ!
米国市場も力強さを取り戻しダウやS&P500が高値更新しトライオートETFのTQQQも爆益ツイートが相次いでます。
今年は為替の値動きが少ない一方、TQQQの利益は凄まじくレバレッジETFの1人勝ち状態です。
そんな中衝撃的だったのはTQQQの新規稼働停止問題です。
【悲報】トライオートETFで遂にTQQQに制限が(°_°)
✅ 7/31〜新規稼働できなくなる
⚠️ 現在のプログラムの稼働停止や再稼働はOK
👉可能な限りプログラムは作っておいた方が良いですかね😅もしくはマニュアル注文、手動トラリピするか😅#トライオートETF#ナスダック#NASDAQ#TQQQ pic.twitter.com/QpbAG0xRoK
— りゆう@最北投資&ポイ活ブログ運営中 (@kame_iland) July 16, 2021
最初パッと読んだときは取引全停止かと思って焦りましたが、
内容としては新しくロジックを作ることが不可能になっただけで既存のロジックの稼働変更停止はOK、とりあえず運用は続けることが出来ます。
ですが、気になるのはこの一文です。
こう書かれるとそのうち運用ができなくなるのではないか?と思ってしまいますよね。
今回のTQQQの制限理由としてはアルケゴス問題や証拠金の積み増しなど理由は色々考えられますが、詳細は不明です。
大人の事情もあるとは思いますが、今後はTQQQやその他のレバレッジ商品の取扱も縮小傾向になることはほぼ間違い有りません。
金融庁でもレバレッジ商品に関する注意喚起がされており今後も復活は厳しそうです。
IG証券でもTQQQの取扱が廃止されるなど暗雲が立ちこめているようです。
とは言うもののこのまま悔やんでても仕方が無いので現時点で他にも良い物が無いかを考えてみました。
そんな中、運用してみようと思ったのがドル建ての現物レバレッジETFです。
既に運用されてる方も多いと思いますが、僕はドル建てのETFを運用してこなかったということもありちょっと調べてみました。
そこで今回はドル建てのレバレッジETFを解説していきます。
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ドル建てのレバレッジETFはマニアックな感じもしますね。
いきなりは始める銘柄では無いカメ〜〜
TQQQについて
TQQQの自動売買は大人気のため初心者の方でも運用されている方が多いため今一度解説していおきます。
まず始めにトライオートETFで取り扱っているTQQQはレバレッジETFのレバレッジ取引です。
ん??と思う方もいるかも知れませんが、
TQQQそのものは「プロシェアーズウルトラプロQQQ」の略称で1つの株式銘柄です。
米国のNASDAQ指数に連動するETF QQQにレバレッジがかかったもので1日の値動きの3倍上下します。
ですが、TQQQ自体は現物の株式なのでどんなに下落していてもロスカットはありません。
たとえ暴落しても回復した時に売るという戦略ができます。
それに対して現物の銘柄を保有せず、証拠金を預けて行う取引がレバレッジ取引です。
FXが代表的ですが、現物の数分の一の金額を証拠金として預けることで数倍の額の取引を行うことが可能です。
トライオートETFで行なっているTQQQの自動売買はTQQQを対象としたレバレッジ取引です。
現物株そのものを購入しているのではなく1枚につき必要な最低必要証拠金は500円です。
※最低必要証拠金は500円ですが、前日終値によって証拠金はこちらのように変動します。
よって現物株よりも少ない資金で運用することができ元本にレバレッジをかける取引です。
これはCFD取引(差金決済取引)と呼ばれています。
CFD取引は現物を保有している訳ではないので含み損が大きくなり証拠金維持率を下回るとロスカット(強制決済)されます。
下がってもガチホしていればいいとはならないのでそれなりの資金管理が必要になります。
つまりトライオートETFで行っているTQQQの取引はレバレッジETFであるTQQQを対象としたCFD取引になります。
元本にレバレッジをかけさらに値動きにレバレッジがかかったETFを扱うわけですからハイリスク商品に位置づけられるのもなんだか納得です。
TQQQはNASDAQが元になっており基本的に上昇する傾向のある銘柄なので今みたいな上昇相場では扱いやすいのが現状です。
コロナショック以降大規模金融緩和の影響で確かに個人投資家がハイリスクな取引をすることが多くなったとは思います。
投資は自己責任とは言え金融庁が注意喚起するのも分からなくは無いです。
話を元に戻しますが、こうした背景からインヴァスト証券でのTQQQのレバレッジ取引は今後難しいということになるでしょう。
他の会社でも取引ができないか検討してみましたが、現在TQQQのCFD取引(証拠金取引)が行える会社は日本ではサクソバンク証券しかありません。
そしてサクソバンク証券のCFD取引はなんとレバレッジ1倍ということが発覚しました。
これではTQQQでCFD取引をする意味が全くありませんね。取引コストもなかなか高く以下のようでした。
トライオートETFのような調子でポジションをたくさん持ってしまうと莫大なコストがかかってしまうので現時的ではありません。
これらのことからTQQQのCFD取引はインヴァスト証券以外での取り扱いは皆無ということになります。
似たような銘柄でのCFD取引ならマネースクエアのNYダウやGMOクリック証券の米国30ブル3倍が人気沸騰中ですが、
僕はもう少し考えてから取引するかを決めます。
両者ともちょっと癖のある商品で過去に色々あったためです。
マネースクエアのNYダウ(銘柄はクリック株365の商品)は参照原資産が株価指数先物です。
期限になると強制決済があるのが大きな特徴です。
通常時なら15ヶ月経過時点で強制決済される点はそこまで神経質になる必要も無さそうですが、
相場が急変しているときは多額の損失が発生する可能性があります。
これは僕が商品先物指数の取引で実際に経験した事例なのでやはり不安です。
とはいえ毎月期日を迎える商品先物とは異なるのでその点は精神的に楽です。
一方GMOクリック証券の米国30ブル3倍ETFの参照原資産はレバレッジ型ETFです。
金利調整額や権利調整額の発生こそありますが、価格調整はありません。
ですが、GMOクリック証券では突然の取引規制に遭遇したことがあったので少し不安です。
多額の価格調整も急な取引規制もコロナショック時に直面した際の話なので頻繁に起こることではないのですが、
先物取引特有のリスクを十分に受け入れてから始めたいと考えてます。
どちらも魅力的な投資対象なので十分に納得したらCFD取引も開始するカメ!
レバレッジETFの現物取引
そこで興味を持ったのがドル建てのレバレッジETFの現物取引です。
※日本円で購入できるETFには米国株指数に連動するレバレッジETFが存在しません。
CFD取引と比較して現物取引ならロスカットも無いため気楽にガチホができます。
※償還(上場廃止)ということもあるのでノーリスクではありません。
また以前からレバレッジ無しのETFを積立してますが、定期的に購入しているだけで資産が右肩上がりとなっています。
これらに加えてレバレッジがかかった銘柄を積立することでより効率の良い運用が期待できます。
対象となる銘柄も多くコストも投資信託より安い点がメリットですね。
一方でレバレッジETFのデメリットもありますのでこの点には注意が必要です。
以前の記事でも既出ですが、レバレッジ銘柄は減価という現象があります。
レバレッジ銘柄は下落した場合は元に戻るのが遅く、レンジ相場入りすると値下がりする性質を持っています。
またETFは口数単位で購入するため厳密にいうとドルコスト平均法を生かすことができません。
よって基準価格が安いときはその分多く購入できる投資信託よりも不利と言えるでしょう。
とは言っても値動きを予想してトレードを行うのは非常に難しいので
継続的に買付し平均取得単価を下げる積立投資がやはり王道です!
以上のことから基本的に右肩上がりの指数に継続的に積立投資します。
この考えはレバレッジ投資信託の解説をした際にも同じ考えを書いているので良かったら参考にしてください。
現物レバレッジETFの選定
では、レバレッジ銘柄を選定しますが、結論から言うとまず最初はSPXLとSOXLに決めました。
今後もパフォーマンスを比較しながら銘柄はその都度検討していきます。
ではまず候補となった銘柄を比較していきます。
資金に余裕があるなら全部積立したいところですが、そうも言ってられないのでこの中からどれかを選ぶことにします。
またNASDAQをはじめとするハイテク銘柄を検討する上で2000年のITバブル崩壊を考慮すべきかですが、
そもそもITバブルは今よりもテクノロジーセクターがまだ未熟だった時代に起こっています。
実力を伴わない状態で株価が上がった時期なのでハイテクが社会インフラとなった今とは現状が異なります。
今後大きく下げることはあってもITバブルのような極端なショックは起こりづらいと考えてますしそもそもITバブル崩壊のようなショックを極端に恐るのであればハイテク銘柄に投資すべきでは無いと思います。
一番古い2011年以降のチャートを比較すると以下のようになりました。
※QLDはQQQのレバレッジ2倍のETFでレバナスとほぼ同等の値動きをします。
※VOOはS&P500に連動するETFで参考までに比較しています。
ぶっちぎりでTQQQのパフォーマンスが良くてそのあとにSOXL > TECL > レバナス >SPXL > CURE >QQQ > VOO(S&P500)となります。
レバナスもSPXLをも上回っておりレバレッジ効果のある積立投資として非常に優秀です!
一方直近の2015年来で比較すると、以下のようになりSOXLが首位に代わり続いてTECL > TQQQ > SPXL > CURE >QQQ >VOOと続きます。
やはりハイテク銘柄が大きく他のセクターを上回っていますが、SOXLのパフォーマンスが著しいです。
総合して考えると首位を占めているのがやはりハイテク関係のTQQQ、SOXL、TECLであることがわかります。
長期ではTQQQが最もパフォーマンスにも優れており今後もSOXLやTECLより分散が効いているため総合力では最強です。
ですが、TQQQ現物株も現時点ではサクソバンク証券でしか購入ができず手数料が非常に高いという点です。
例えば1株140ドルでTQQQを購入すると最低取引手数料の5USDドルが適用されるので1USDドル=110円なら550円もかかってしまいます。
これでは145ドルまで上昇してもトントンなので何だか割りに合わない気がします。
加えて為替手数料が1ドルにつき25銭(0.25円)かかるのでコツコツ積立すると経費がかさみます。
よって一括投資なら良いのですが、コツコツと積立したいという気持ちになりません。
これらのことからNASDAQへのレバレッジ投資はレバナス積立で行います。
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次にSOXLとTECLの比較ですがパフォーマンスで比較するとSOXL > TECLになってますが、パフォーマンスだけではよくわからないのでNASDAQも含め構成銘柄を比較してみます。
<NASDAQ100構成上位10銘柄>
順位 | 銘柄名 | 割合 |
1 | アップル | 10.69% |
2 | マイクロソフト | 9.73% |
3 | アマゾン | 8.43% |
4 | アルファベットクラスC(GOOG) | 4.12% |
5 | フェイスブック | 3.99% |
6 | アルファベットクラスA(GOOGL) | 3.66% |
7 | テスラ | 3.62% |
8 | エヌビディア | 3.37% |
9 | ペイパル | 2.42% |
10 | ブロードキャスト | 1.98% |
NASDAQ100上位10銘柄(2021年6月末現在) |
NASDAQは首位がGAFAMで構成されいてさすがというべき豪華な内容です。
また今後GAFAMの勢いが落ちたとしても構成が入れ替わるため今後もグロース株主体の高成長が期待できます。
よってレバナスへの投資はやはり続けていくべきと感じてます。
<SOXL構成上位10銘柄>
順位 | 銘柄名 | 割合 |
1 | エヌビディア(NASDAQ) | 9.4% |
2 | ブロードコム | 7.7% |
3 | インテル(NASDAQ) | 7.5% |
4 | クアルコム(NASDAQ) | 5.6% |
5 | テキサスインスツルメンツ(NASDAQ) | 5.3% |
6 | アドバンスドマイクロデバイス | 4.5% |
7 | マーベルテクノロジー(NASDAQ) | 4.2% |
8 | アナログデバイス(NASDAQ) | 4.0% |
9 | アプライドマテリアル | 3.9% |
10 | ケーエルエー(NASDAQ) | 3.9% |
ICE半導体指数上位10銘柄(2021年6月末現在) |
SOXLは名だたる半導体関連企業で構成されていることがわかりますね!
半導体関連なのでGAFAMが入っていないの点が特徴的です。
PCなどに興味がある方なら良くわかりますが、普段からお世話になっている企業ばかりです。
レバナスの積立と組み合わせるとGAFAM以外の銘柄を補完できそうですね。
ですが、ハイテク銘柄の中でも半導体関連は景気敏感セクターです。
暴落の際はNASDAQ以上に激しく下がるという点と半導体需要の落ち込みには注意すべきです。
現在はコロナからの回復基調により半導体需要が高まっていますが、今後半導体の需要が落ち着いた際には供給過多に陥る可能性もあります。よって全力投資は控えたいところです。
エヌビディアは3dfxとの戦いの頃から大好きです。
社訓がリスクテイクのインテルも好き!
<TECL構成上位10銘柄>
順位 | 銘柄名 | 割合 |
1 | アップル(NASDAQ) | 21.57% |
2 | マイクロソフト(NASDAQ) | 20.48% |
3 | エヌビディア(NASDAQ) | 5.00% |
4 | ビザインコーポレーション | 3.97% |
5 | ペイパルホールディングス(NASDAQ) | 3.44% |
6 | マスターカード | 3.21% |
7 | アドビ(NASDAQ) | 2.81% |
8 | インテル(NASDAQ) | 2.28% |
9 | セールスフォース | 2.27% |
10 | シスコ(NASDAQ) | 2.24% |
テクノロジー・セレクト・セクター指数上位10銘柄(2021年6月末現在) |
驚くべきことにTECLの構成銘柄のほとんどがアップルとマイクロソフトに偏っています。
SOXLと比較した場合どちらを選んで大きな差は無さそうが、敢えて言うなら分散という観点からTECLは偏りが大きくGAFAMの比率が大きいレバナスと内容が被ってしまいます。
よってこのことからSOXLを少額で積立することにしました。
最後に現在S&P500への投資も行なっておりどうせならより効率の良い積立をしたいという気持ちもあったのでSPXLの積立も行うことにしました。
余裕があればTECLとCUREも欲しいカメ〜
暴落時に仕込みますかね〜。
レバレッジETFの積立設定
積立頻度は以下のように行うことにします。
レバレッジETFを月25,000円、レバナス月20,000円の合計45,000円
銘柄 | 積立量 | 積立額 |
SPXL | 1株/月 | 120ドル × 1株 = 13,200円(1ドル約110円) |
SOXL | 2株/月 | 50ドル × 2株 = 11,000円(1ドル約110円) |
(参考)レバナス | 1,000円/日 | 1,000円 × 20日 = 20,000円 |
レバレッジETFの購入
ドル建ての米国株の購入は楽天証券、SBI証券、DMM証券、マネックス証券が有名ですが、
少額で買い付けする場合、最も手数料が安いのはDMM証券一択です。
また売却時も取引手数料が無料のDMM証券が最も安くなります。
<手数料比較>
証券会社 | 取引手数料 | 為替手数料 |
DMM証券 | 0円 | 片道25銭 |
SBI証券 | 0.495% ※上限22ドル、2.02ドル以下なら無料 | 片道2銭 ※SBI銀行でドル積立 |
楽天証券 | 0.495% ※上限22ドル、2.22ドル以下なら無料 | 片道25銭 |
マネックス証券 | 0.495% ※上限22ドル、一部銘柄無料 | 買付時:0円、売却時:25銭 |
サクソバンク証券 | 0.2% ※上限15ドル、最低手数料5ドル | 片道25銭 |
1点注意点としては配当金の受取に1円の手数料が発生します。
1%の手数料が配当金にかかってくるので高配当株への投資の場合は不利になることがあります。
ですが、レバレッジETFは配当金目的ではなくキャピタルゲインを求める投資になるのでほぼ問題無いと言えます。
なお、DMM証券はDMM FX口座から開設し総合口座を作ると代用有価証券制度が使えてオススメです。
日本株のETFなら代用することでFXを行えます!
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レバレッジETFのまとめ
以上をまとめると、TQQQのCFD取引は現状では皆無のためレバレッジ型ETFのCFD取引を行うならマネースクエア(くりっく株365)のダウ自動売買やGMOクリック証券の米国30ブル3倍になります。
これらの取引は少し癖があるので様子見することとし、まずはレバレッジ型ETFの積立を行うことにしました。
対象銘柄はS&P500のレバレッジETFであるSPXL、半導体セクターのレバレッジETFであるSOXLの積立を行います。
購入先はDMM証券が最安です。実際に積立を行なってどのような結果が出るか楽しみですね!
他のレバレッジETFも気になるカメ〜〜
ドル建てのETFは初めてなので楽しみです!
DMM証券はDMM FX口座から総合口座の開設がオススメ♬