【トライオート ETF】金融株トリプル(FAS,金トリ)でTQQQ(ナスダック100トリプル)をリスクヘッジ

FAS金融株トリプル 投資
この記事は約11分で読めます。

こんにちは、今回はインヴァスト証券が提供する大人気の自動売買システム、トライオートETFの金融株トリプル(FAS,金トリ)の解説をします。

トライオートETFについては今更説明不要ですが、

 

TQQQ(ナスダック100トリプル)の自動売買が人気で多くの方が運用しています。
僕自身も運用していますが、最近少しトレンドが変わってきました。

 

いわゆる「長期金利の上昇」です。

金利上昇によりTQQQが調整する一方、金融株が上昇の兆しを見せており

TQQQ(ナスダック100トリプル)と合わせて運用することでうまくリスクヘッジできるかもしれません。

そのため最北投資ブログでも「金融株トリプル(FAS,金トリ)」を運用することにしました。

 

本記事はツイッターでいつもお世話になっている2名の方の記事を参考にさせていただいてます!

ヒナタさん(@HinataLabo)

イモラさん(@imoimoimora)

 

気になった方はこちらから申し込みできます!

トライオートETF

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※10口約定で達成なのでほぼほぼ確実です!

 

りゆう
りゆう

設定を先に読みたい方は次のリンクを踏んでね!

運用設定を先に読む方はこちらからお願いします。

 

FAS(金融株トリプル)とは

金融株トリプル

金融株トリプルですが、FAS(Direxionデイリー米国株ブル3倍ETF、Direxion Daily Financial Bull 3X ETF)という長い名称のETFで

 

ラッセル1000金融株指数の300%のパフォーマンスに連動した成果を目指すETFです。

 

 

FAS

モーニングスター証券公式リンクはこちらです。

 

FAS(金融株トリプル)が連動するラッセル1000指数は銀行、証券、保険などの金融株で構成されたいわゆる景気敏感株指数です。

 

 

景気敏感株で構成されるETFなので景気が上向けば上昇、下落すると下がるといったわかりやすい値動きを期待できます。

 

現状だとワクチンの普及などコロナ後の景気上昇が予想されるトレンドにピッタリな指数です。

 

かめ
かめ

炭鉱のカナリアとも呼ばれているカメ〜

 

FAS(金融株トリプル)と金利について

 

金融株に含まれる企業は金利で利ざやを取る経営のため長期金利が上がることで株価が上がる傾向があります。

最近、この長期金利が上昇傾向で金融株にとって追い風な状況です。

 

米国長期金利

三井住友銀行マーケット情報はこちらです。

 

長期金利 🔼 → 金融株 🔼

 

ここでなぜ長期金利が上昇するか?ですが、

 

コロナワクチンの普及やバイデン大統領が目指す巨額の財政出動により今まで自粛していた経済活動が一気に広がることが期待されます。

 

そうなると物やサービスへの需要が高まるため、期待インフレ率が上昇し長期金利は上昇します。

 

実質金利 = 名目金利(長期金利) – 期待インフレ率

長期金利 🔼 = 実質金利 + 期待インフレ率 🔼

 

急速なインフレ期待が高まると利上げ(短期金利上昇による長短金利差縮小)よってインフレにブレーキをかけることもありますが、FRBのパウエル議長はインフレ率の上昇については雇用が完全に回復するまでは当面静観する考えです。

 

つまり長期金利の上昇はある程度継続する可能性が高いということになります。

このことから結果的に

 

長期金利 🔼 → 金融株価 🔼

 

となります。

 

一方で通常の株価にとっては下落リスクが生じます。

 

ほどよく金利上昇する分には企業の株価も上がりますが、長期金利の急激な上昇株価にとってはマイナスです。

 

株価は以下のように決定されます。

株価 = EPS( 1株あたりの利益 ) / { ( 金利 + リスクプレミアム ) – 成長率 }

 

つまり、株価の分母には金利が含まれているので

長期金利 🔼 → 株価 🔽

 

になります。

 

まあ簡単に考えても市場の金利が上がれば株よりも債権に投資した方が旨味があるので株は売られます。

 

そして長期金利の急激な上昇はハイテク銘柄にとっては大きなダメージに繋がる恐れがあります。

 

まずTQQQ(ナスダック100トリプル)を構成する多くの銘柄がグロース株であり成長率の高い銘柄です。

一方、金融株のようなバリュー株は成長率が低めの銘柄です。

 

例えば、供にEPS(一株当たりの利益)が100円、BPS(一株純資産)が1,000円のグロース株とバリュー株を比較した場合、株価は以下の計算式から算出できます。

 

株価 = EPS / { ( 金利 + リスクプレミアム ) – 成長率 }

 

ここで両社の成長率を

 

グロース株Aは成長率 + 2.0%

バリュー株Bは成長率 – 2.0%

 

と仮定します。

 

金利が6.0%だったとすると

 

グロースAの株価は

 

( 100円 / { ( 6.0 % – 2.0 % ) } × 100 = 2,500円

 

バリューBの株価は

( 100円 / { ( 6.0 % + 2.0 %) } × 100 = 1,250円

で、Bの方が株価が安く買えますが成長性は乏しいです。

 

ここで金利が6.0% → 7.0%上がった場合

 

グロースAの株価は

 

( 100円 / { ( 7.0 % – 2.0 % ) } × 100 = 2,000円

 

バリューBの株価は

 

( 100円 / { ( 7.0 % + 2.0 %) } × 100 = 1,111円

 

になります。低金利状態からの騰落率を考えると、

グロースAは

2,500円 → 2,000円 ( -20% )

 

バリューBは

 

1,250円 → 1,111円 ( -11% )

 

以上のように理論上ではグロース株の方が下落率が高い一方でバリュー株は下がりにくい傾向にあります。

 

この結果、ハイテク株を利益確定してバリュー株を見直す動きがあります。

 

ちなみに金利が上がるとTQQQ(ナスダック100トリプル)はもうダメなのか?というと全くそうでは無く、長期で観るとナスダック(NASDAQ)のようなハイテク銘柄指数は右肩上がりな傾向があります。

 

ですが、トライオート ETFのような値動きで利益を取る運用の場合、TQQQ(ナスダック100トリプル)が一時的に調子が悪くてもFASを運用することで双方を上手く補うことができそうに思えます。

 

FAS(金融株トリプル)とTQQQ(ナスダック100トリプル)のチャート比較

 

それでは、実際に長期金利、TQQQ(ナスダック100トリプル)、FAS(金融株トリプル)の値動きを比較してみたいと思います。

長期金利が上がってきた2月〜3月のチャートを日足で比較しました。

 

これを観ると確かに長期金利の上昇に伴いTQQQ(ナスダック100トリプル)が下落、FAS(金融株トリプル)は上昇しています。

このようにFAS(金融株トリプル)はTQQQ(ナスダック100トリプル)両者を運用することで互いの欠点を補うことができそうです。

 

FAS(金融株トリプル)のリスクについて

 

では、デメリットについても考えてみます。

FAS(金融株トリプル)は景気敏感銘柄であるため、リスクオフ局面にひたすら弱い傾向があります。

 

例えば、コロナショック後の暴落では-86%以上も下落しました。

FAS下落

 

直近ではようやく半値戻しを上回り回復してきましたが、ここに至るまで相当な時間を要しています。
ショック後の大規模金融緩和政策のため回復に時間が掛かったのも大きな要因ですが、

 

もし大きなポジションを持っていた場合、その間資金は拘束されてしまうので資金効率が悪くなってしまいます。

かめ
かめ

これはなかなかきついカメ〜〜

りゆう
りゆう

なのでレンジは可変式にするよ!

 

このことから、急落した場合はどこまで下がるかわからないため最初からレンジ一杯にたくさんトラップをしかけずに可変レンジ式でトラップを仕掛けることにしました。

 

フルポジション

上の図のように急落してもそこから上昇する場合は一旦含み損になっても利益が取れるので問題がありませんが、

 

過密トラップ

 

最悪なのは上値で過密トラップを仕掛けてしまい急落すると回復まで時間がかかります。

よってレートに合わせてレンジ可動範囲を変化させていきます。

 

可変トラップこれで例え急落した場合も底値でリピートするため急落した場合のリスクにもある程度対応できます。

 

FAS(金融株トリプル)の設定について

FAS設定

最初に以下のように基本の設定を考えました。

 

 レンジ 40〜110ドル
ロスカットレート 0ドル
値幅 1ドル
決済幅 偶数トラップ5ドル、奇数トラップ3ドル
口数 1

 

表にまとめると以下のようになります。

 

 

このトラップを全て稼働すると60万円程度必要です。

 

為替のようにレンジ相場ならこのまま運用しても良いのですが、レートが上昇していくと必要な資金がどんどん増えていくのである程度稼働範囲を絞ることで資金を温存させます。

 

稼働条件は以下のようにします。

❶ 土日に稼働トラップのON,OFFを行う

週の終値の上下20%程度を稼働させる

 

仮に全てポジションを持ってしまい下落した場合は余っている資金で稼働範囲を増やします。

上の方で設定をたくさん追加しないようにしているので余力があるはずです。

もし資金が無い場合は無理して追いかける必要はありません。しばらく放置します!

 

この記事を書いている3/6の段階でFAS(金融株トリプル)の終値は87ドルだったので、

上下20%である上値104ドル〜下値70ドルで稼働します。

必要な資金は約30万円程度でした。

 

トライオートETF(FAS)の設定方法

Musketon+Steve+Aoki

最後に具体的な設定操作です。

トライオートETFのマルチカスタムで以下のように設定しましょう。

 

 

あれ!?って思うかもしれませんが、まず最初に一気に1~200ドルに設定します。

トライオート全停止設定

 

この状態で稼働させると資金が大量に必要になるので一旦全停止します。

 

稼働トラップ設定

 

その後、自分が稼働したいと思うトラップのみ停止又は稼働させます。

稼働するトラップは先ほど紹介した上下20%の部分を偶数トラップ、奇数トラップを毎週末の終値を参考にしてON,OFFにします。

 

最初に200ドルまで設定する理由ですが、FASが上がっていく又は下がっていくたびに設定をしなおすと大変だし間違う可能性も高いからです。

 

あらかじめ1~200ドルまで設定しておいて後から動かしたいトラップのみを稼働させる方が間違いが少ないと思ったのでこのやり方にしてみました。

 

かめ
かめ

後から設定を追加するのがめんどいカメ〜〜

 

りゆう
りゆう

トラップのON,OFFで設定変更した方が楽チンだよね

 

FAS(金融株トリプル)まとめ

FAS金融株トリプル

この記事を書く前の2/23から15万円程度でお試し稼働させた結果、3/6現在で利益は4,331円でした。

少額で2週間程度しか運用していないのでまだ様子見ですが利回り10%は超えると確信したためこの記事を書きました。

 

来週からまずは30万円設定で稼働させていきます!

 

如何でしたでしょうか?この方式なら最初から沢山の資金を追加しなくても稼働させることができます。

実際にやってみてTQQQ(ナスダック100トリプル)の方が調子が良くなれば資金をそちらに振り向けても良いと思います。

 

なお、トライオートETFの口座はこちらから申込が可能です!

トライオートETF

10口約定で1万円獲得できるのでほぼ確実ですね!

 

りゆう
りゆう

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