こんにちは、FRBの利上げによる影響でここ数ヶ月、元気の無い相場が続いています。
僕のPFも大きく含み損を抱えており特にハイテク株中心のTQQQに関しては-30%程度の含み損が発生してます。
そんな中ひときわ尖ったパフォーマンスを発揮しているのがFolio ROBO PRO(フォリオロボプロ)です。
2/17の段階で含み損は-0.4%(-598円)とまもなくプラ転する勢い、これだけリスクオフに強いロボアドバイザーは他に類を見ないと思います。
そこで今回はロボプロのリスクヘッジ機能について解説します。
最強の自動運用と言える日も近いカメ〜
とは言ってもリターンがどうなるかに注目です!
口座開設の方法はこちらの記事で詳しく解説してます。
FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の投資経過
ではまず僕自身の事例から説明します。
開始が既に下落時点からのスタートなら含み損が少なくなるのは当たり前です。
株が絶好調の時期に投資額が多く、株安の時期に投資額が少ない、そんな状況でも含み損が少ないならばロボプロの実力は本物と言えるでしょう。
そしてなんと僕の場合11月の株価絶好調の時点で10万円投資
そこから月1万〜2万円と実に最悪のタイミングで積立してます・・・・
参考までに米国株の推移を示しますと一目瞭然ですね。
皮肉なことに投資のタイミングとしては最悪のパターン、さすがに失敗したかな?と思ってしまいました。
<ダウ平均とロボプロ入金額の推移>
ところが結果的には下記のように最悪なタイミングにも関わらず含み損は極めて少ないです。
<2/17時点のロボプロの状況>
なぜこんなことになっているのかと言うとロボプロの絶妙なリバランスの結果です。
例えば僕の事例だと以下のような推移をたどっていきました。
<ダウ平均とロボプロ評価額の推移>
- 開始初期入金ロボプロは初期投資額は10万円以上のためまず10万円から開始しました。
● 11/17:10万円開始(累計:10万円)
● 11/29:1万円手動追加(累計:11万円)
※ 株価が下がってきたので手動で1万円追加
● 11/30:リバランス
※ 11月時点のスクショが無いのですが、このときに新興国(VWO)とゴールド(GLD)にほぼ全額リバランスしてます。
- 12月時点2回目の積立
● 12/10:1万円積立(累計:12万円)
● 12/29:リバランス
※この時点でなんと新興国株(VWO):47.09%、金(GLD):30.26%にリバランスし米国株は0%です。
- 1月時点3回目の積立
● 1/13:1万円積立(累計:13万円)
● 1/28:リバランス
※1月末のリバランスで米国株(VTI):11.96%、先進国株(VEA):3.82%にリバランス
底打ちと判断したのでしょうか?この段階でやっと米国株が加わります。
- 2月時点4回目の積立
● 2/1:1万円手動追加(累計:14万円)
※徐々に含み損が減り回復に向かいます。
● 2/14:1万円積立、リバランス(累計:15万円)
※現段階でほぼ含み損は無くなりました。
特徴的だったの動きは2点です。
株価が絶好調の時に下落を予想して先回りするような動きは人間には中々できません。
また予測できたとしてもそこからさらに値下がりしそうなハイリスクな物に切り替えることはまともに考えればまず不可能でしょう。
結果的に新興国株は米国株ほど値下がりしなかったため米国株下落のショックをまともに受けず
かつ安値で米国株を拾うことに成功してます。
この動きはロボプロのAI技術の優れた点が如実に出た結果になりました。
FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)のAI技術
先日ロボプロのセミナーがありその話の中で色々と参考になる情報を聴くことができました。
本日はロボプロ オンラインセミナーです😙✨
✅ 日時:2/10 19:00〜相場下落のヘッジ機能の開設と今後の展望が気になります!
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一般的なロボアドは金融工学に基づいたグローバル分散投資を行います。
予め決まった比率で株や債権などに分散投資する都合上、突発的な動きや先読み機能は苦手です。
一方ロボプロは市場の先読み機能を実装しており将来の変化に対し能動的な動きができるようになっています。
トレンドの分析はテクニカルでは無くファンダメンタル分析に重きを置いており
世界経済の大きな動きに対応することで中長期的なトレンド転換を見逃さないという強みがあります。
特に大きな転換点の前には買われすぎや狼狽売り等の需給ギャップが生じることが多く
実態の株価よりも大きく乖離するようなトレンドをロボプロは見逃さないように設計されているとのこと。
つまり大きな調整局面を事前に察知する機能を実装していると言えます。
FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)のリスクヘッジ機能
ロボプロは予測機能が強みですが、リスクヘッジ機能として主に以下4つの機能を実装しています。
さすがのロボプロも天災のような予測不可能なものは苦手(というかどんな投資家でも予測不能)ですが、それ以外のパターンであればおおよそ対応しており
今回のような実質金利と期待成長率のバランスが崩れる調整はロボプロのヘッジ機能が上手く機能した局面でした。
実質金利先読み
例えば今回のヘッジの事例で言うとロボプロの実質金利の監視が有効に働いています。
よく長期金利が上がると株価が下がると言われますが、ロボプロが監視しているのは実質金利であって長期金利ではありません。
以前僕の記事でも金利の解説はしてますが、株価に影響を与えるのは実質金利でありその計算式は以下のとおりです。
実質金利(Z) = 長期金利(X) – 期待インフレ率(Y)
ここで難しいのはXもYもリアルタイムに変動する変数であり、
一般的に2つの変数から導かれる変数Zを求めることは非常に難しいです。
そこに加えロボプロはAI技術によりあらゆる指標から将来の実質金利を予測する機能があります。
今回も11月の時点で実質金利の上昇を予測しておりこの段階で大きく米国株を切り離すリバランスを行っています。
この機能は2018年の利上げ相場のバックテストでも証明されており利上げ局面での下落率がS&P500や世界株式よりも低くその後もいち早く回復を遂げています。
効果的リバランス
その一方で疑問に思った方もいると思います。
危機を察知するのはわかるけど、なぜハイリスクな新興国株を買ったのか?ということです。
米国株が下落すると予測してもそこで新興国株を買うともっと危険ではないか?
この点は自分自身も非常に疑問でむしろ恐怖を覚えました。
【FOLIO ROBO PRO】
11/17〜 37日目✅ 評価額:116,020円
✅ 損益:-3,980円(-3.3%)新興国とゴールドが半分以上というスパイシーなPF🤭💦
どうなる……🤔🔥??✅ 記事https://t.co/axW9WFRO2h#フォリオ#ロボプロ#ロボアドバイザー pic.twitter.com/LxOk2pNUpx
— (´◉◞౪◟◉)りゆう@最北投資&ポイ活ブログ運営中 (@kame_iland) December 24, 2021
ですが、その理由は以下のチャートから説明できます。
米国株(VTI)と新興国株(VWO)の2018年相場での下落率を比較した際にVWOは下落幅が少ない(底打ちに近い)状況に対し米国株(VTI)は大きく調整している。
今回も新興国株(VWO)は下落しており利上げ局面でも大きく下がらないと判断し新興国株(VWO)にスイッチしたようです。
じゃあ全部現金にすれば良いのでは?とも思うところですが、ロボプロはPFに現金は加えない(顧客から投資された以上は何かに投資するというビジョン)設計のためです。
確かに過去の値動きや直近の状況から予想はできたとしても米国株を切り離して新興国株にスイッチするなんて中々勇気が出ません。このような人間心理では難しい売買もロボプロならではの動きと言えます。
この後、米国株の底打ちと判断し1月末に米国株を組み込みましたが、上手くリバウンドを拾ったのかはこの先の成績次第と言えるでしょう。
FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)のAI機能まとめ
以上が今回の下落局面のヘッジかつリバウンドを取ると言ったロボプロの動きでした。
まとめるとロボプロのAI技術は以下の点に集約されます。
特に40以上のデータを並列に処理しAIによる適切な未来の分析と大胆なリバランスを行う点はロボプロの大きな強みです。
例えばコロナショックやその他のショックも銅価格等を参考に予測するというAIの総合力が心強いですね!
FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の課題点
では最後にロボプロの弱点を解説します。
ロボプロの1番の弱点はボックス相場に弱いという点です。
例えば以下のような方向感の定まらないボックス相場だとロボプロはファンダメンタル分析よりもテクニカル分析に邪魔されてしまい短期的な小さな値動きに反応してしまうとのことです。
そのため2021年夏頃のパフォーマンスがイマイチでした。
現在はこの点は改良が加えられ今後の相場で結果が出るようです。
また現状ロボプロはショック局面の予測はできていますが、投資は安く買って高く売らなければ意味がありません。
つまりショック後のリバウンドを上手く拾い効果的なリターンを狙えるかどうかが最も注目すべき点です。
FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)の使い方
以上が今回の米国株下落局面におけるロボプロの動きでした。
オススメできるかと聞かれたらもちろん僕はオススメします。
ですが、とは言いつつも万人には好かれないと思ってます。
ロボプロをメインに使うのにオススメするのは以下のパターンかと思います。
初めて投資をする方は値動きに慣れるという意味では良いしローリスク(絶対ではありませんが。。)です。
またとても忙しくて自分で銘柄を考える時間が無いという方にももちろんオススメします。
ですが、ロボプロの最大の弱点はPFを見ないで放置していると勉強にならないという一面もあります。
よって僕自身のロボプロの使い方は投資全体の安定剤に加えるという位置付けになります。
投資はある程度のリスクを取らなければリターンも得られないのでロボプロに全力投球という考えはありません。
よって、既に投資している方なら以下の使い方がオススメです。
ロボプロも非常に優れた機能を実装してはいますが、完全では無いはずです。
どんな投資も万能ではないので自身の勉強や投資対象の分散という意味でその中にロボプロを加えるという戦略もありではないでしょうか?気になった方はこの機会にロボプロを一緒にやってみませんか!
口座開設の方法はこちらの記事で詳しく解説してます。
今後のリターンが気になるカメ〜
ロボプロのPFを参考に投資してみようかな!
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